「甘やかし」と「甘えさせ」

「叱る」 と 「怒る」 の違いに続いて   「甘えさせ」 「甘やかし」 の違いです。

これも、境界線の分かりづらいことのひとつですね。

例えば、子供がボタンのついた洋服を着ます。

②子供ががんばってボタンを留めたのだけど、どうしてもいくつか留められません。

 「お母さん、ボタン 留めて。」 と言ったのでボタンを留めた。(コレは甘えさせ)

①子供のボタンが留まっていなかったので

「お母さんが留めてあげる。お母さんがやってあげるからね。」とボタンを留めた。(コレは甘やかし)

なのだそうです。

『甘えさせ』 とは、主体は子供。

大好きな人(お母さん)に抱っこして欲しかったり、ギューってして欲しかったり、スキンシップです。

子供が、親との関係性を築くためのものなんですね。

なので、一人でがんばってみたものの、一人では出来ないことを手伝ってあげることは、もちろん

してあげてください。

「よーし、お母さんが手伝ってあげよう!」と一声かけて。

『甘やかし』 とは、主体は親。

子供がやるべきことを 先回りして親がやってしまうこと。

靴を履かせる、服を着せる、指示する。こういうことが、甘やかしだそうです。

それから、物質的要求に妥協する。

子供が欲しがったものをすぐに買ってあげる。

泣いたり騒いだりすると、面倒なので、子供の要求をかなえてあげる。

私、思うのですが、

親は、子供の一番の理解者でありたいと思っています。

でも、それは先回りして 何かをやってあげるのではなくて、応援という形で。

私は、初めて子供を生んだとき、がんばったんです。

良い母になるために、良い妻でいるために、育児に家事に仕事に・・・

でも、私は甘えべたで、誰かに甘えることが出来ずに、疲れた時期がありました。

そんな時、ダンナから声をかけてもらえて、すごく助かりました。

がんばっているときは、自分自身、満足感や充足感があるのですが、何かが溜まってくるんですね。

子供だって、大なり小なりがんばっていることってあります。

大人からすれば、そんなこと・・・と思うかも知れませんが、

小さな体で日々一生懸命がんばっていると思うのです。

そこに、「よくがんばったね。」って言ってくれる人が、必ずいてくれるんだって

一人では出来ないことは、手伝ってくれる人がいてくれるんだって 知ってて欲しいですね。

(甘えべたな、私が言うのも何ですが・・・)

だから、子供は十分に甘えさせてあげてください。

抱っこが大変だったら、おんぶでもいいし、すわり抱っこでもいいと思います。

ぎゅーってしてあげてくださいね。

大好きだよーって。

べたべたとお母さんにくっつきたいときは、べたべたしてあげていいと思います。

時間を少しでも作ってあげて、子供に集中的にべたべたしてあげてください。

甘えることが出来れば、心が安定します。

心が安定すれば、次の冒険や挑戦に向かっていけるんですね。

応援してくれる人がいること、ぎゅーってしてくれる人がいることは、心強いですから。

その経験が、大きくなって何かをやりたくなったときに、支えになってくれると思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました