お父さんはお化けより強い

ゆうたは、夜寝る前に必ず絵本を2、3冊読みます。

読み終わってから、電気を消すと必ず

「おとーさんは?おとーさん、こんと?(来ないの)」と聞きます。

お布団から、大きな声で、呼ぶこともあれば、わざわざ、お父さんのところまで呼びに行ったりして、自分が寝るまで横にいてもらったり、一緒に寝たり・・・。

とにかく、お父さんが寝る際には必要なようです。

それは、2ヶ月くらい前から始まりました。

何故かなあ?

疑問に思っていたのでゆうたに聞いてみました。

母 「何で、お父さんに来て欲しいと?」

ゆ 「おばけ怖いもん。」

母 ???

   「おばけ?」

ゆ 「おばけ怖いけん、おとーさんがちょきちょきすると。」

そういえば、以前ゆうたは私に 「おかーさんはおばけ怖い?」 と聞いたことがありました。

私は、 「お母さんはおばけ怖いなあ。」と言ったことがあります。

ゆうたは、お父さんにも聞いていました。

ダンナは 「お父さんは怖くないよ。」 と答えていました。

ゆうたの最強の武器は今のところ、包丁です。(プラスチックのおもちゃ)

なんでも切れます。

おばけが来たら、包丁でちょきちょきするから、大丈夫なんだと普段から豪語していますが、夜になると、やっぱり怖いようで、護身用の包丁とお父さんが横にいて欲しいようでした。

母 「おばけはね、うそをついたら夜出てくるんよ。うそをつくと、鬼が来て舌をちょきんってするやろう。だから、うそをついたり、悪いことをすると夜出てくるとよ。ゆうたは今日、うそついたりした?」

ゆ 首を横に振ります。

母 「だったら、おばけは出てこんけん、心配しなくていいよ。」

ゆ 「ふ~ん、じゃあ寝る。」

何だか納得した様子でした。

絵本などで鬼やおばけが出てきます。

その度に「うーた強いけん」 と強がっておりますが、やっぱり怖いようです。

しかも、おばけと鬼と、天狗と神様が、何もかもごちゃ混ぜではありますが、

架空の存在は、怖いようで・・・。

少しずつ教えていってあげようかな。

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