先日、ゆうたが保育園でのお話をしてくれました。
あんね、今日ね A君がH君と けんかしよってね。
今までやったら A君が泣きよったんやけどね。
今日は、A君が反撃してから ぶぁ~っち走って逃げてから、木の上に上ったと。
そんで、H君も追いかけたんやけど、枝が細いけん メキッていって H君が降ろして~って泣いたとばい!
面白いやろう!!
A君とは、ちょっと身体の小さめな、気の優しい男の子。
H君とは、身体の大きな、強気の男の子で、ゆうたも少し苦手としています。
ゆうた曰く、H君は意地悪で乱暴者だそうです。
こちらの保育園では、子供のけんかに あまり大人が口出しはしません。
取っ組み合いのけんかになっても、先生はジャッジのように見守ります。
どうしたら、力の強い子に弱い子が勝てるのか?
A君は、考えましたね。
子供たちのけんかというのは、自我のぶつかり合いなので、4~5歳のときには、必要な行動らしいです。
けんかが出来ないというのは、自我を出せていないということのようです。
まずは、自我を出してから、その後に押さえがきくようになってくる。 という順番なので、自我を出せないと、押さえのきかない子供になりやすいそうです。
子供の成長には、順番があるので、一足飛びには成長しません。
子供が、自分の意見を言うようになると、わがままとだけ判断して押さえ込んでしまうと、その次の成長段階へ進みにくくなってしまうので、「成長してるんだなあ」 と受け止めてあげてくださいね。
この間は、H君にゆうたが Hちょっとどいてやん と何だかもめ始めました。
案の定、H君は イヤ といって引きません。
ところがゆうたも、どいて と言って引きません。
すると、ゆうたがH君に向かっていって、H君が反撃しようとすると・・・走って逃げました。
足の速さでは、自信のあるゆうたは、走って逃げて行きました。
もちろんH君は追いつきません。
年長さんにもなると、子供たちもそれぞれに自信をつけ、賢くもなってくるので、力が強いだけでは どうも子供たちの社会の中で、トップにいられなくなったようです。
力は強くないけど、手先の器用な子は、ぞうきん縫いのとき、1番になれます。
足は速くなくても、木登りが得意な子は、それで自信をつけていきます。
雑巾がけが遅くても、絵が上手な子もいます。
そうやって、何かひとつでも得意なことが見つかれば、子供はどんどん自信をつけていくことが出来るのです。
自信がつけば、積極的になれたり、苦手なことにも挑戦できる勇気もわいてきますね。
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