話は少々前後してしまいましたが、お母さんが保育園にとった問題解決策です。
ゆうたを早めに迎えに行くと、Y先生が1人で子供達とお絵かきをしていました。
Q先生は居なかったので、ちょうどいいと思いY先生に相談しました。
最近ゆうたが、保育園に行きたくないと言っていること。
Q先生のことを「好きくない」と言っていること。
保育園のお話を家でちっともしてくれなくなったこと。
家庭で、「怒る」ということにすごく敏感になっていること。
ゆうたは、友達と遊びながら背中を向けていましたが、黙って聞いているようにも思えました。
Y先生は、心配そうにゆうたに聞きました。
Y 「ゆうたー、Q先生のこと怖いと?」
ゆ お母さんの後ろへ隠れます。
Y 「Y先生のこと怖い?」
ゆ 「こわくない」
Y 「Yだってゆうたに怒ることあるやろう?鬼になるよ?それでも怖くないと?」
ゆ 「こわくないもん」
Y 「そっか~」
子供は肌で感じます。
怒られることが、怖いのではないのです。
逆に、甘やかしてくれる人が好きなわけでもありません。
子供は、大人たちの会話を聞いています。
子供だから解らないと思っていても、雰囲気や空気は伝わります。
子供にはまだ、言葉のボキャブラリーが少なくて、うまく言葉に出来ないだけで、その分、感じ取る能力は大人以上かもしれません。
Y先生は、Q先生と話をしてみようと言ってくれました。
保育園がゆうたにとって、楽しいところになって欲しいなあ・・・。
多分、Q先生のほうが年上だし、自分の意見を通しそうな人なので、受け入れてもらえるとは思っていません。
だけど、Y先生が少しでも、ゆうたの支えになってくれれば・・・。
そう思って相談してみました。
その翌日から、Y先生は朝、元気な声で「ゆうたーおはよう!」と、声をかけてくれるようになりました。
最近、ぐずぐずと、別れ際にまとわりついていたゆうたが、Y先生のところへ行ってぎゅっとされています。
満面の笑みで「バイバーイ、また迎えに来てね~」
大人が変わると、子供は変われるんですね。
それから数日経ちますが、いつものおしゃべりで、ひょうきん者のゆうたにすっかり戻りました。
Y先生、ありがとうございました。
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