先日、保育園で仲の良いお母さんが話しかけてきました。
「最近 『かっこいい』 っていうのが気になるらしくて、朝から 『このシャツかっこよくないから着たくない』って言って・・・パンツもかっこいいのをはきたいって・・・朝から大騒ぎで・・・」
「うちは、お姉ちゃんだから、お下がりがラブリーなものが多くて・・・」
「どうも、『かっこいい』 の基準は、車とか、新幹線とかの絵が描いてあるものらしくて・・・」
「もう、朝から 『だったら、どれを着るとね~!』 って怒って・・・」
分かりますよ。
この年頃になると、人の意見も気になってきます。
先日、ゆうたも、朝 シャツを出していると・・・
ゆ 「これ、着らん!」
訳を聞くと、「〇〇ちゃんが、これ かっこよくないって言ったもん!」
3歳児の間では、あのシャツがかっこいい、このパンツがかっこいい、これはかわいい・・・と
批評が始まっているようでした。
そのときは、
母 「そっか~〇〇ちゃんが、かっこよくないって言ったのか。」
「ゆうたは、かっこよくないと、思う?」
ゆ 首を横に振って 「ううん」
母 「ゆうたが、かっこいいと思うんだったら、それでいいやん。」
ゆ 「イヤ!」
母 「そうか、イヤなのか、じゃあ どうするね?」
ゆうたは、その日は自分でシャツを選んで着て行きました。
子供がイヤだ!と主張するのは、自我のある証拠です。
親の言うことを、疑問も無く聞く子供は、ちょっと怖いですね。
じゃあ、そのイヤに どう対処していけばいいのか・・・?
そこを、工夫すれば問題は解決するというわけです。
ただ、子供の言うままに、聞いてあげる。
これは、子供からすれば、親は何でも言うことを聞いてくれるという、わがまま放題な状態になってしまいます。
①かっこいいシャツを出してあげる。その上 かっこいいシャツを買ってくる。
子供の言うことを、頭から否定する。
これは、自分の言うことは、駄目なこと、自分のしたいことは、親が否定するということで、
殻に閉じこもったり、自分の好きなことが何かさえ、分からなくなってしまう可能性があります。
②「そんなわがまま言わないで、コレを着なさい!」
よくあるのは、この2つを、親の気分や、感情で使い分ける。
このパターンは、子供からすると、何が何だか分からないということになります。
一番のお勧めは、一緒に考えてみること。あるいは提案すること。
③何がかっこいいのか、どうしてイヤなのかを聞いて、どうすればいいのか聞いてみる。
これは、
①親が妥協する
②子供が妥協する
③お互いの妥協案を考える、提案する
ということなんですね。
我が家は、この③番目の一緒に考えて提案してきました。
その結果、まだまだ3歳なのですが、ゆうたの口癖のひとつに 『じゃあ』 があります。
何かしたい、何か欲しい、などなど自分の要求があって、それを親に断られたとき、
ゆうたは、泣いて頼むのではなく、ダダをこねるでもなく、
「じゃあ、〇〇だったらいい?」 と角度を変えたり、数を減らしたり、あの手この手で提案してきます。
相手のことを考えて、状況を考えて、でも自分の主張を通すには・・・
小さいながらも色々考えて、提案するその姿は、面白いですよ。
思わず笑ってしまうことも、しょっちゅうです(笑)
考えるのは、子供。
親が勝手に考えたり、判断したりすると、子供が考える機会を奪うことになりかねません。
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