先日、コメント欄に テレビと脳の発達のこと、書いたのですが
具体的にどのような影響があるのでしょうか? とご質問いただきました。
一般的には、3歳くらいまでの赤ちゃんが、TVを長時間視聴している場合
言葉の発達が遅いとか、会話が一方通行になる、といった傾向の子供が多いようですと書かれてあります。
あと、食事中にTVを見ている家庭では、いつも座ってTVを見ている方に首を傾けてしか、
食事の出来ない子供・・・。
なんていうのもありました。
ここだけ見ると、「今のうちだけよ。大きくなってきたら改善されるだろう。」 と思われがちなのですが・・・
そもそも、どうして言葉の発達が遅くなったり、会話が一方的になるのか?
メディア(TV、ゲーム・・・)を使用しているときの脳波を研究している方がいるのですが、
例えばキャッチボールをするときに、まず
目から入った情報 → 視床というところを通って視覚野に入ります → 形や色を判断するところに
→ ボールが来る場所、スピード等の情報と共に → 前頭葉 → 「手を伸ばせば取れる」「よける」
などの判断をする → 運動野 → 脊髄から手へ → キャッチ
ちょっと難しいですが、通常はこういう流れです。
ところが、ゲームやテレビはここの前頭葉を通らずに、運動野へ行くらしいのです。
それが、どうしたと言わずに まあ最後まで読んでみてください。
この『前頭葉』の働きとは・・・
創造性、想像力、判断力、理性や思考力をつかさどっているのです。
人間以外の動物には、将来の目標や、自己実現なんて考えられない。
今が辛いか、楽しいかなのです。
この前頭葉が、発達しているからこそ、人間でいれるのです。
ところが、メディアを多用していると この 『前頭葉』 の活動が鈍くなってきます。
相手のことを思いやれない。
先のことを考えて、今の我慢ができない。
今、自分のしたいことだけをしてしまう。
まあ、大人にも結構いるようですけど・・・(;^_^A
ある、脳科学者は、脳の発達は3歳までだと言い、ある人は5歳まで、ある人は25歳まで
またある人は一生脳は、発達していくんだと言います。
それも、白人種と黄色人種では、違うのだとか。
要は、まだまだ 脳の研究は未知の部分が多いのでしょうが・・・
ゆうたは、時々、おばあちゃん家でDVDを見ます。
真剣に見ているのですが、口は半開き、背筋は猫背、話しかけても反応が鈍い・・・。
その夜は、妙なハイテンションのことが多いですね。
ほんの2時間程度なのですが、明らかに違いが出ています。
子供が落ち着いた、相手のことを考えられる、我慢のできる子供に育ってくれれば
親もガミガミ怒鳴ることもなくなります。
それとも、子供は自分のしたいことばかり主張して、言うことをきいてくれない!!
なんていつも怒ってばかりのこんな私って 嫌な親だなあと自己嫌悪で過ごしたいですか?
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