今回は、味覚のことをちょっとお話したいと思います。
人が癖になる、味覚って 油、だし、砂糖 の3つがあると言われています。
この3つの味覚は、人それぞれ特に好みがあって、
油味覚が好きな人、だし味覚が好きな人、砂糖味覚が好きな人と、かたよっているそうです。
当然ながら、だし味覚の人は、ヘルシーなので、太りにくい食生活となり、
油味覚、砂糖味覚の人はまあ、それなりにという食生活となります。
特に、油料理は食べると 脳内で大恋愛をしているときに出される成分(脳内麻薬成分)が放出され、
脳は心地よくなり、その快感をもう一度味わいたくなって、また、油モノを食べてしまうという
癖となってきます。
失恋すると、やけ食いしたくなるのは、まんざら外れてはいないわけです。
では、子供の味覚は?といいますと・・・。
子供がお腹の中に入っているとき、妊娠5ヶ月くらいから、
子供は、羊水を少しずつ飲んでいるといいます。
羊水の成分は、以前にも書いたのですが
お母さんの食べたものによって、羊水の味が変わります。
しかし、羊水の味の基本となっているものが、だし味覚と同じ成分(グルタミン酸等)なのです。
母乳にも、同じ成分が含まれています。
なので、生まれたばかりの赤ちゃんは、もちろんだし味覚なんです。
我が家は離乳食を始めたころ、ゆうたが好んで食べていたのは、少し薄めた味噌汁でした。
昆布と、かつお節と、いりこでだしを取ります。
三つ子の魂百まで、といいますが、
3歳までに出来上がった味覚の基本は、一生涯だとも言われています。
子供は、ハンバーグやスパゲティ、コロッケ、から揚げなどを好むと一般的には思われていて、
世に言う「お子様ランチ」的な料理には、この料理は欠かせないものですが、
ゆうたは、一口食べてみて、残しています。
味噌汁が大好きです。
ちょっと手を抜いて、レトルトのような、科学調味料を多用しているものを使って料理すると、
一口食べて、残しています。
子供の味覚を作っているのは、家庭での食生活です。
コレをキッカケに、家族みんなで食生活を見直してみませんか?
徹底させなくてもいいと思います。
だって、我が家でも、時々はお店でラーメン食べたり、から揚げ作ったりして食べています。
ただ、回数を少しずつ減らしてみるだけです。
味噌汁を意識して、だしを取るだけです。
簡単なので参考に書きますと、
市販のお茶用の紙パックがありますので、その中に、いりことかつお節と昆布を入れて、
後は具材を入れて、グツグツするだけ。
味噌を溶く前に、いりこ等を鍋から上げてしまいます。
何も難しいことや、凝ったことはしていません。
今一度、味覚のこと考えてみませんか?
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