「プラス思考」 これってずいぶん前から、よく聞こえてくる言葉ですね。
物事をプラス(楽観的)に考えよう ということなのですが、その反対が 「マイナス(悲観的)思考」 です。
よく使われる例えに グラスに水が半分入っています。
これを、 「もう、半分しかない。」 と捉える、 「まだ、半分も入っている」 と捉えるかで変わってくるのだと、考え方をプラスにすれば、イイのだということですね。
確かに、マイナス思考の人と話をすると、疲れることがあります。
プラス思考の人とは、会話が楽だし、明るい人が多いです。
でも、大事なのは、「グラスには半分の水が入っている。」 という事実であって、そこに自分の感情を入れないことなんだと思うんですね。
「悲観的」 でも 「楽観的」 でもなく、 「客観的」 に見る。
そして、グラスには、始めにどれくらの水が入っていて、どのくらいの期間で半分減って、あとどれくらいもつのか?
そもそもこの水は自分に必要なのか? という分析なんです。
だから、中途半端なプラス思考(間違ったプラス思考)の人は、事実を直視できなくなってしまいます。
一見、自分にとってマイナスなことが起こったとき、「プラス発想で考えて」とか、「ピンチはチャンスよ!」など、受け売りの言葉を並べて、事実を直視しないと、同じことが何度も降りかかってきますね。
間違いなくこんなときは、プラス思考で考えたり、ピンチはチャンスかもしれませんが、起こった事実を客観的に分析し、2度と繰り返さないよう、対策を考えることが大事なんです。
悲しいことが起こったら、一度悲しみを味わいつくしてから、考えるんです。
これは、事前に防げたことなのか?そうでないのか?
事前に防げないことだったら、自分には対策の立てようがないので、仕方のないことだし、事前に防げることだったら、今度からはこうすればいいと、考えます。
私の経験なので、全ての人に当てはまるわけではありませんが、間違ったプラス思考の人に多いのが、とにかく感謝の安売りです。
人に感謝するのは、大事なことだと思います。
人間一人では生きていけませんからねえ。
でも、なんだか違うんです。
心から感謝している人と、言葉だけで感謝している人は、伝わりますね。
人の気持ちって、伝わるんですね。
私が日々、気をつけていることのひとつに 言葉に惑わされないようにすること。その人の行動を見るようにしています。
口下手で、感謝の言葉が言えない人がいても、行動で示してくれます。
口がうまくて感謝ばかり口にしている人がいても、やっぱり行動が教えてくれます。
あなたのプラス思考はどうですか?
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