生後、3ヶ月、6ヶ月と過ぎた頃、育児ノイローゼになる母親が多いと聞きました。
確かに、生まれたばかりの赤ちゃんと24時間一緒で、子育てのコツも分からず、
泣いている理由もまだ、つかめない。
長時間寝てくれない。
お母さんだって、ホルモンバランスがもとに戻っていない中、大変ですよね。
こんな私だってその頃、ノイローゼとまではいきませんが、突然すごく悲しくなって、訳も分からず涙が流れてくることがありました。
睡眠不足の中、子供が寝ている間に仕事をしたり、家事をこなしたり・・・。
もちろん、ダンナにもかなりのことを手伝ってもらって助かりましたが、私しか出来ないこともたくさんあって、あの頃は、大変でした。
いつも、「今日より来月のほうが、もっと楽になっているはずだから、がんばれ私」みたいな・・・
育児を楽しむ余裕なんてまだまだ、持てずにいました。
ある日、ダンナが私に
「何か、オレへの愛情が減ってない?」
突然の言葉にびっくり。
私としては、いつもと変わっていないつもりで接していたのに、何を言い出すんだろうと思いましたが、同時に、そんな風に感じてたんだ・・・と少し悲しくもなりました。
今まで、愛情の全てが向けられていたのに、子供が生まれて、その子に私の愛情を取られたようなそんな、寂しい子供のようなことを言うんです。
「愛情が、減ったわけじゃないよ、子供が生まれたら、私の愛情は2倍になっただけ、前より増えたかなあ。
愛情の量は制限がないから、こっちにあげるとあっちはその分減ったりしないの。
逆に、大事な人が増えると、愛情の量は増えるから、すごいよね。」
などと話をして、翌日、おばあちゃんに初めて1日ゆうたを預けて、ダンナと2人で映画を見に行きました。
それ位から、がんばりすぎている自分にちょっと反省して、余裕を持ってゆっくり子育てしていくように
なっていきました。
もちろん、ダンナのことも忘れずに・・・。
理想を掲げて、がんばることも時には必要ですが、周りが見えなくなるほどやってしまうのは、どうかな?
時々、第3者の目をもって、自分自身のことを離れて見つめることも大事ですね。
「今の私、ちょっとがんばりすぎかも・・・」
なんて・・・。
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