市場資本主義の口癖は、損したくないですよね

「今買えば、お得ですよ~。」  「損はさせません。」

世の中にあふれている言葉ですね。

こういった損得勘定を小さい頃から植えつけられ子供達は育っていきます。

もれずに私もそうでした。

お金のことだけではなく、時間や、人付き合い、勉強なんかもそうですね。

こんな無駄なことに時間を使うのはもったいない。

こんな人と付き合っても、何の得にもならない。

こんなこと勉強しても何の得にもならない。

そうやって無意識のうちに、損か得かで物事を判断していくようになって行きます。

損得勘定で物事を判断するようになると、

自分が相手に何かをしてあげると、その分かそれ以上の見返りが必要となってきます。

だって、人に与えるばかりなんて損ですからねえ。

してあげたら、それ以上にもらわないとお得ではありません。

それは、金品だけではなく、愛情や、情報、信頼、など等多岐にわたります。

最近は、晩婚化していますが、それも、結婚しても自分には何の得も無いから。

一人で暮らしていけるだけの収入が十分あるので、自分より収入の低い人と結婚したくないから・・・。

そんなフレーズも聞こえてきました。

離婚の理由にしても、「価値観の違い」だなんていっているけど、

そもそも、人の価値観なんて千差万別で、ぴったり一緒の人なんてこの世に2人といるでしょうか?

結局は、相手が自分にとって、お得ではなくなったから・・・。

見返りが期待できなくなったから・・・。(愛情や、時間や、お金・・・)

と、簡単に離婚してしまう人もたくさんいます。

勝ち負け、損得、そんな社会になっていったのは、市場資本主義の世の中になってからなんですね。

「子供を大学までやるには、いくらかかるか」

「浅田真央に育てるにはいくらかかるか」

「主婦の労働をお金に換算すると・・・」

そんなこと、どうだっていいんです!!下世話なマスコミが、面白がって書いているだけで、何の参考にもなりません。

不安を煽る → 物が売れる → 企業が儲かる → 広告費が落ちる この流れですね。

だって、地方と、都心では、生活費だって交通費だって、全然違いますし、主婦って言ってもてきぱきしている人と、私みたいにぐーたらな人もいて、時間給で換算できません。

損得勘定ではなく、好きなこと、楽しいこと、自分の感情で、自分で考えて行動してみませんか?

人に何かをしてあげるときは、見返りなんていりません。

自分がしたいからしているんで、それをどう受け取るかは、向こうのこと。

受け取った側が、ありがたいと思ってくれれば、うれしいし、なんとも思わなくてもどうでもいいこと。

損得勘定を手放してしまうと、見えてくるものがあります。

それは、今ここにある幸せ。

幸せって、得したから手に入れたものではなく、今この状態が幸せ。

そんな幸せな気分に、あなたもなってみませんか?

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