脳の記憶 続き

先日書いた 「脳の記憶」 たくさんのコメントありがとうございました。 

一方的な視覚と聴覚の情報を与え続けるとるとどうなるのか?

これは、前にも書いたのですが、脳の中の前頭葉を使わずにテレビを見ているのです。

前頭葉は創造性や、理性、思考力をつかさどっているところで、これが発達しているから人間だとも言われている部分。

使わなければ、働きは鈍ってくるのです。

前頭葉の働きが鈍ってくると、先(未来)のことを考えて今は我慢するとか、相手の気持ちになって考えることができずに、今、自分のしたいことだけする、なんてことになってきます。

脳は、成長することと、退化することで、人は大きくなっていきます。

日々使っているものはどんどん発達していき、使っていないものは退化していきます。

その先を考えると・・・ちょっと怖いですね。

それから、ちいさな子供はまだ経験が少ないです。

その少ない自分の経験とは程遠いほどの、情報量をテレビは流しています。

時間や空間を越えた情報は、経験があれば、匂いを思い出したり、感触が分かったりするもので、経験が無ければ、分かりません。

分からないものを、視覚と聴覚だけで、知っている風になってしまうのは・・・

これもどうかと思います。

例えば、子供は残忍な一面を持っていて、虫なんか平気で殺してしまう。 なんて話をよく耳にしますが、ゆうたは、そういうことはありません。

今年の夏、おじいちゃん家で、死んだ蝶を見つけました。

どうするのかなあ・・・? と思っていると、丁寧に拾い上げて、畑の土に埋めてお墓を作ってあげました。

捕まえたてんとう虫や、蝶も必ず最後は逃がしてやります。

「お家で、お母さんが待ってるけんね。お家でご飯食べないかんもん。」だそうです。

ゆうたは、おばあちゃん家が飼っていた犬が亡くなった経験をしています。

大好きな友達でした。

ゆうたはまだ、2歳でしたが、老衰で死んだこと。 死んだらもう会えないこと、会えないというのは寂しい気持ちになることを経験しました。

その経験をほかの事に当てはめて、相手のことを考えてあげられるのも、前頭葉の働きなんです。

子供にはたくさんの体験を自分の体で受け止めて欲しいですね。

熱い、冷たい、臭い、いい香り、痛い、危ない、安心、楽しい、嬉しい、悲しい、うるさい、静か・・・

大人には、当たり前の 何てこと無い感覚や感情ですが、今まさに成長している子供たち。

いろんなことを学んで学習しているんですよね。

その大事な時期です。

温かく見守ってあげたいですね。

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