先日、ゆうたの通う 保育園で卒園式が行われました。
ゆうたは、年少さんですが、午前中の部は、年少さん 年中さんとその親達も参加します。
前半は、リズム体操の披露です。
たくさんのリズム体操を見せてくれました。
卒園生のその、誇らしげな顔。 みんな上手に出来ました。
年中さんも、年少さんもリズム体操をやりました。
ゆうたも、前よりも体も柔軟になっていて、上手にできました。
その後、年長さんは、跳び箱を飛んだり、こまをまわしたり、側転をしたりと、まあそれはすごかったです。
子供たちは、尊敬のまなざし・・・
園長先生が、最後にお祝いの言葉の中で、言っていました。
「あきらめない気持ちを大事にして欲しい。」
そうなんです、コチラの保育園は、運動に対する英才教育をしているわけでは決して無いんです。
跳び箱を飛べない子供がいると、子供たちで教えあって、協力して、時間をかけて飛べるようになっていくんです。
それは、運動だけではありません。
年長さんになると、雑巾だって自分で縫うんです。
決して大人は手伝いません。
針に糸を通すことから、苦手な子供もいます。
でも、がんばるんです。
苦手だから、やらなくていいわけではありません。
先生は、根気強く待つことをするんです。
他の子供は、コツを教えてくれるんです。
一生懸命にがんばれば、出来る。 という達成感を、本人が身に着けるんです。
自分ひとりのために、みんなが待ってくれていることは、きっと本人にはプレッシャーかもしれません。
でも、出来たときの達成感と、みんなが喜んでくれるという一体感は、とてもいい経験だと思います。
最近は、子供たちがなんだか冷めている。 という話を耳にしたことがあります。
あまり、他人に興味を示さない。
人とのかかわりを避けているように、思えます。
それは、失敗を恐れるあまり、深く人と関わりたくない、裏切られたくない、人に迷惑をかけたくない。
という思いが、必要以上にあるからではないでしょうか?
人は、一人では生きて行けません。
また、人に迷惑をかけずに、生きていくこともムリです。
だって、生まれたばかりの赤ちゃんは、人に頼らないと生きてはいけません。
でも、両親はそんな赤ちゃんを、迷惑だと思いますか?
子供はたくさんの失敗をします。
それは、成長の過程であって、必要なことなんですね。
だから、やってみたい、自分でやり遂げたいという思いは、大事にしてあげてください。
何度失敗したっていいじゃないですか。
待ってくれる仲間(親)がいること、一緒に喜んでくれる仲間(親)がいることを知ってほしいです。
実は、市内で中学生の自殺がありました。
報道では、高校受験に失敗し、それを苦に、と言うものでしたが、何だかやりきれない思いでした。
相談できる人は いなかったのだろうか?
命を落とさなければいけないほど 追い詰められていたんだろうか?
子供の気持ちを考えると、かわいそうでならないのですが、何よりも この子は誰かのために生きていなかったのではないかと思うと、悲しくなってしまいました。
自分だけのために生きていれば、嫌なことがあったら いなくなることで解決するかも知れません。
でも、誰かのために生きていれば、がんばれるし、乗り越えることもできることって たくさんあると思うんです。
親は、子供のためだから がんばれたり、我慢できたりすることってありませんか?
子供だって同じです。
親のためにも、友達のためにも 生きることをがんばって欲しかった。
今回の失敗は、人生の経過であって、結果ではないことに気づいて欲しかった・・・。
卒園式の内容から、大変話がそれてきましたが・・・
子供たちの憧れ、年長さんを目指して、今日もゆうたは、元気に保育園へ行きました。
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