先日の、懇談会で、あるお母さんが言っていました。
「自分の母親も働いていて、子供のころ、不満はいっぱいあったけど自分が結婚して、子供を生んだら、初めて親の気持ちが分かって・・・親に感謝できるようになったと同時に、尊敬できるようになったから、うちの子も、大きくなれば、分かってくれるようになると思う・・・」
まあ、その気持ち分からないでは、ないのですが・・・
まず前提が、子供は、『働いている母親に対して 不満を持っている』 というところから始まっているんです。
私の母親も、働いていました。(現在も現役です)
しかも、看護婦さんなので、夜勤のシフトもあって、時間帯は不規則でした。
私は、1歳になる前から、保育園に行っていました。
おばあちゃん宅に預けられることも、しょっちゅうでした。
小学校低学年頃の記憶なのですが・・・
よく遊びに行く友達の家には、専業主婦のお母さんが、いつもいました。
確かに「いつも、お母さんが居て いいなあ。」 と思ったことは、何度かありました。
でも、私の母親は、結構口うるさくて、いつも家に居ることを想像すると・・・ 。
両親が、働いていて忙しいことに、不満だと感じる子供
同じ環境でも、働いてくれていることに感謝できる子供
何にも、感じない子供。
感じる気持ちは、人それぞれなんですね。
環境は同じなのに、感じ方が違うのは何故なのか?
その子の捕らえ方の違いです。
じゃあ、なぜ、人それぞれ捕らえ方が変わってくるのか?
親との関わり方や、どんな風に感じる癖を持っているのか、などの違いなんですね。
だから、自分が子供の頃はこうだったから、自分の子供もそう思っているとは限りません。
自分が親になって、初めて感謝できるようになることは、たくさんあります。
しかし、働いていることに対して、不満をもっていること前提で、全てを考えてしまうと、向かう方向が間違ってしまいます。
ゆうたも、両親共働きの子供です。
でも、ゆうたが私に対して、不満に思っているなんて、感じたこと無いですよ。
たまには、「今日 保育園 行きたくない・・・」 って言いますが、お父さんも、お母さんもお仕事がある ということ。
お仕事をしているから、ご飯も食べられるし、遊びにも行けること ちゃんと説明します。
そしたら、 「ゆうた、がんばって 行ってくるけん、お仕事い~ぱい しとってね。」 と、言ってくれます。
これは、不満を感じるというよりは、自分も協力しているんです。
家族の一員として、出来ることを手伝ってくれているんです。
ここには、自分は家族の一員で、みんなで協力して生活をしているという、一体感も生まれます。
前向きです。
いつも、忙しくて子供にはかわいそうなことしているなあ・・・
なんて、思っているお母さん。
子供も、一緒に生活している家族です。
本当は、協力したいし、一体感だって必要なんです。
その、キッカケを作ってあげてみてくださいね。
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