今日は、最近聞いた面白い話なのですが
大人は、一度見た部屋とか、人の顔とかは実はもう見ていなくて、過去の記憶で認識しているらしいのです。
だから、部屋から物が1個だけなくなったとしても、実は見ているようで見ていないので、それに気づかない。
よく通る道沿いに、新しい建物が建っていて、じゃあ以前は、そこに何が建っていたのか、よく覚えてもいない。
奥様が髪を切っても、ご主人は気づかない。
とにかく、風景のようなものは、一度見た記憶として残っているので、再び見たときには、新しい情報としてでなく、過去の記憶をひっぱり出して、現在の情報として認識されるのだそうです。
見たもの全てを情報として取り入れると、あまりの多さに脳は疲れちゃうのでしょうね。
脳は、使わなくていいものは、どんどん使わなくなり、いかに効率よく使えるか、いかに脳が楽できるかを追求していくのだそうです。
では、子供たちの脳はどのように使われているのか?
子供は、大人と違い、まだ効率よく脳は働いていません。まだまだ成長途中ですからね。
目で見たものは全て、視覚情報として新しい情報として認識しようとします。
例えば、部屋の何かがなくなっていても、子供はすぐに気づきます。
お母さんが髪を切ると、すぐに気づきます。
まだ3歳のゆうたの場合、朝テーブルにあったものが保育園から帰ってきて、無くなっているとすぐに気づきます。車で走っていて、お店の看板が変わっていると、気がつきます。
私は、ゆうたに言われて初めて あっ本当だ。って気づくのですが。
これが、大人と子供の脳の使い方の違いなんだなあって実感しました。
現在見えているものを、全て現在の情報として認識していく。子供ってすごいですね。
それでは、テレビですが、たった30分見るだけで、視覚情報はどんどん入ってきます。
大人はそれを、過去(数分前)見た情報をひっぱり出してきては、現在の情報とすり替えているので、たいしたことではありませんが、子供はその情報を、全部認識しようとするのです。
一度に大量の情報を処理しようとするので、脳はテンションをあげて働き始めますから、子供は少々興奮気味になってしまいます。脳も疲れますね。
一方的な視覚と聴覚だけの情報を与えることで、脳の反応はどうなっていくのか?
では、それを繰り返すとどうなっていくのか?
また次回書いていこうと思います。
皆さんは、どう思われますか?
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