被害者ポジション

5歳

先日、保育園へあるお母さんが、苦情を言われました。

今回の件は、今年の子供たちの合宿にも関わってくるため、年長の保護者役員も途中から一緒にお話をすることとなり、私も同席しました。

お話の内容は、子供の持病のこともあり詳しくは書けないのですが、そのことで合宿に行けなかった子供に対してのアフターケアーがなっていない、と言うことでした。

その他にも、合宿費の使い方などなど、細かく色々あったのですが。

お土産を持って帰るね。 と子供と約束をしたのに、何一つなかったことを子供は悲しんでいる。

合宿のときに、読んでもらった絵本や紙芝居を、まだ読んでもらっていなくて、他の子供からあらすじを聞いて、悲しんでいる。 などでした。

担任や園長からは、ひとつひとつそのことに関して説明がありました。

お土産は、合宿先が国定公園に指定されている為、草花を摘んで持って帰れなかったこと。

お土産は物ではなく、新しく覚えたリズムや歌、楽しかった思い出のお話などであること。

読めていない絵本や紙芝居は、忘れていることもあるので、「読んであげて」と声をかけて欲しいということでした。

その園側の回答に対して、色々と反論があったのですが・・・。

要は、園が子供に対して○○してくれない。という不満が溜まっているようでした。

話を聞いていて、色々感じたのですが、相手に対して、してくれないことを数え上げるときりがありません。

それは、自分のダンナにだってそうだし、親にだって、子供にだって。

例えばそれは、お金を払う相手にだって言えること。

してもらえないこと上げ連ねれば、してもらえない私は、被害者となり、被害者は何を言ってもいい的なポジションが取れます。

それって、何だか幸せじゃない。

それより、してもらったことをカウントすれば、感謝も生まれるし、ありがたいと思えるし、何より幸福を感じられます。

その上で、足りないものは自分から何とかできないか考えてみる。

難しければ他の人に相談する。 という方法は取れなかったんだろうかなって思いました。

自分が被害者ポジションに立つということは、相手は加害者になるわけで・・・

でも、別に園は、あなたに害を加えようと思ってやったことではないと思うんです。

我が家の通っている保育園は、みんなで子育てしよう という園です。

なので、他人の子供でも、危ないことをしていれば他の親が叱ることもあるし、子供たちも、自分の親にだけでなく、お迎えに来た他のお母さんやお父さんに、色々と話しかけている風景をよく見かけます。

それは、とってもほのぼのとしたいい雰囲気です。

でも、そのお母さんは、「うちの子を怒らないで!」って言われた方で、保育園でも、わが子以外とお話している姿を見たことがありません。

まあ、彼女をあまり批判するつもりはないのですが、何だか大変そうだなって思いました。

子供がお土産をもらえなかったことが、悲しいって言っていたそうで、それをお母さんが一緒になって、そうね、悲しかったねって言ったらしいのですが・・・

そこ、お土産って物だけじゃなくて、お話や歌なんかも、いいお土産だねって言って欲しかったなあ。

全てを園頼みにするんじゃなくて、お母さんが園のフォローをしてあげてもいいじゃないでしょうか?

人は万全じゃないし、ましては保育園は、年長さんだけでも20人近くいて、全員をきっちり見ることは難しくなってくると思います。

みんなで子育てって、園も含めて保護者も一緒に、子供たちみんなを見ることが出来ればいいなあって思うんです。

そりゃあ、世帯別々、教育方針や、家庭の環境などは様々だと思いますが、どろんこ保育園で、しかもさくらんぼ保育を推奨している、コチラの保育園へ入ってきたのなら、ある程度の想いは同じ人たちで集まっている仲間だと、私は思っていました。

細かいことはいざ知らず、大雑把な考えは同じじゃないのかなあ?って。

だから、今回の件はちょっと残念でした。

保育園と信頼関係が保てないということで、その子は先月退園していきました。

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